こんにちは、あるいはこんばんは。ゲヴェルク織部です。
早いもので前回の投稿から約2か月経ってしまいました。今回は再び「チ。」について考察したいと思います。テレビ放送では先週ヨレンタさんが逝ってしまわれました…。
テレビをつけたらいきなり爆散していたので画面に向かって思わず「ヨレンタさん…!?」とつぶやいてしまいました。
さらに驚いたことに単行本の2巻買っていませんでした。(電子図書なので間違いはない)なんで今更!?…。とにかく買って1巻から読み直しました。そして気づいたのです。
それが今回のテーマ「本当の黒幕」についてです。「本当のxxx」って昔 尾崎豊が言っていた「本当の真実」みたいで胡散臭いですね。(いや、特に故人に恨みはありませんが)盗んだバイクで走りだす例のアレです。当時同級生が歌詞に感動して同じことをやらかして大問題になりましたが、僕は幼時~中学生のころ表面上は同級生と普通に付き合っていましたが子供っぽい彼らの事は大嫌いでした。未だに街や店の中で騒ぐ彼らを見ると殺意すら湧くほどです。もし僕が今後何らかの事件を起こした場合、この文章が取り上げられることでしょう。
…このくだりはほぼほぼゆっくりの冒頭茶番ですね。話がそれてきましたので本題に戻しましょう。チ。における黒幕です。それはズバリ「ポトツギさん」でしょう!。
結論から言うと
「ポトツギさんが黒幕」です。
理由は
① 元々地動説はポトツギさんが始めた研究、
② 彼はそれがもとで異端発覚、1回目のペナルティを受けた。以降改心し「いのち大事」モードで研究は放棄(異端摘発2回目でマジGAME OVER)。天文学の研究は放棄、神学に集中、賢い義理の息子(ラファウ)を迎える。
③ (天文学の)弟子であるフベルトが研究を引き継いだが異端発覚して1回目のペナルティを受け。研究結果は誰も知らないものとなった。
④ 嘘をついてまで帰還してラファウに研究の存在(石箱)を教え引き継いだ。 しかしラファウを庇って2回目のペナルティである火刑に処された。(この時代遺体が残らないと地獄行確定なので正に極刑)本来の目的(研究を誰かに託すこと)は達成。(このためにポトツギさんの義理の息子は賢くなければならなかった)
⑤ ラファウは教会から研究を隠し、天文学の徒なら石箱を見つけられる手掛かりを残して自ら命を絶った。
⑥ その後地動説は 無名の研究者 → オクジー → バデーニ → ヨレンタ → ドゥラカ を経由して生き残る。
⑦ ドゥラカが出した手紙が昔ポトツギさんが住んでいた家に届く。配達人と現住民のやり取りでアルベルトが「地球の運動」と言う言葉を聞き、「天動説」に疑問を持つに至る。
⑦ コペルニクスがアルベルトのもとで天文学を学ぶ。後年彼は「地動説」を発表する。
物語ではラファウが死後2度登場し(このことについては以前考察していますのでよろしければ一読ください)、彼が「地動説」に対して主体的に動いたように見えますが、故意かどうかは定かではないがラファウを関わらせたのは結果的にはポトツギさんの行動によるものです。フベルト釈放時ラファウを迎えに行かせ2人を引き合わせのは故意?さらにフベルトに研究をラファウに引き継がせるよう指示した疑惑すらあります。このことから以降ラファウがもたらした結果はすべてポトツギさんがお膳立てしたものであると言っても過言ではないと言えます。
また「地動説」の研究の始まりとアルベルトへの意識づけは直接、間接にせよポトツギさんが関わっています。
それ故黒幕はポトツギさんと言っても過言ではないと考えられます。
物事は関わる者の立場ごとにとらえ方が違ってくるものです。ポトツギさんが自分の研究を完成させ、教会に復讐を遂げたのだと考えると彼の見方が変わってきます。きっと孔明以上の策士の姿が浮かび上がってくると思います。
少し話は逸れますが、胡散臭い言い方をすると物事は関わった人の数だけ真実(正義)が存在するのです。ラファウをはじめとする地動説を研究した側は信じる好奇心(正義)のために殉死し、ノバクをはじめとする教会側も彼らが信じる神(正義)のために迫害したのです。ただ一人として悪人は存在しません。我々が暮らす現実社会もその様なものではないでしょうか?それぞれの人々の主観では悪は存在しません。組織や国などの集合体によりプロパガンタとして善悪が存在するだけなのかもしれません。
今回は以上です。
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